上海の小中学校を見学

先日、上海現地の学校を見学に行きました。
弊社旦那さんのご協力で運よくとある学校の旧校舎と新校舎を同時に見ることに。
日本とはいろいろと異なる点が多く非常に勉強になりました。
1.マンモス校が主流
現在、各地域の小学校が合併し学校自体がマンモス校が主流になっているようです。
特に郊外や地方では一学年15クラス以上というのが当たりまえのようにあるようで、校舎も巨大かつ非常に広大なつくりになっています。
2.中高一貫が主流
教育制度の違いも多少ありますが、中高一貫が主流になっているようです。ということで、更に校舎は巨大かつ広大になってくるうえ、寮などを完備する場合はちょっとした日本の大学キャンパスのように大きいところもあります。
3.教室への自然採光
これは法規上で決められていることでもありますが、教室への自然採光が必須です。具体的には冬至の日中に最低〇時間以上の採光が必要。そのため、教室の配置はかなり限られてくるため、校舎全体の構成にバリエーションが作りづらいところはあります。
4.地下空間を利用している。
学校自体が巨大化する一方で中心部の学校などは限られた敷地内に建てられます。そのため、地下空間を上手に利用する場合は多いようです。見学したところも、体育館の一部やプール、多目的ホール、ダンス教室などは地下に設置されていました。
5.進むICT化
新校舎はもちろんのこと、かなり古い旧校舎の方でも、ICT化が進んでいました。この辺の反応は中国は非常に迅速で毎回感心します。教室前の小型LEDにより生徒へのお知らせや、簡単なメッセージを映し出したり、エントランスや校舎内いたるところにLEDの大型画面も設置されています。電子黒板の設置ももちろん、アナログからデジタルまで全て完備していました。
6.父兄の送迎動線
中国では小中学校ともに親族やお手伝いさんなどが学校に車やバイクで送迎に来るのが基本です。そのため、朝と帰宅時には周辺の交通機関が麻痺するほど混みます。そのため、現在地下に生徒の人数に合わせた駐車台数を確保したり、送迎動線を合理化して渋滞を緩和させるシステムの設計などが進んでいます。

教育や制度の違い、習慣の違いからくるものも多いのですが、非常に新鮮で勉強になりました。
一斉一括の教育からどのように個別に対応した教育へと移行していくのか今後の課題になると思いますが、どのように学校建築も変化していくのか楽しみです。